デジタルサイネージの「コンテンツ」とは、静止画や動画、テキスト(文字)、音楽などの素材を組み合わせて作成する「映像」のことです。
一般的に静止画はjpg,png,gifといった拡張子のファイル、動画はwmv,mp4といった拡張子のファイルが使用されています。
作成したコンテンツをディスプレイに表示させるため、USBメモリやSDカードといった媒体で各々のディスプレイに読み込ませる方法もありますが(スタンドアロン型)、クラウド上に保存したコンテンツを読み込ませる方法もあります(ネットワーク型)。この方法であれば、複数のディスプレイを利用しても一元管理が可能で、1台ずつへ配信等の設定する作業は不要です。さらにコンテンツをいつ、どのような順番で、どの端末で放映するか、といった設定まで可能。これらの設定やスケジュール管理は専用ソフトを使えば簡単に行えます。
コンテンツの特徴について、それぞれ見ていきましょう。
静止画
静止画は、デジタルサイネージで放映するコンテンツとしては比較的容易に制作できます。そのため、一般的に多く用いられる種類のものです。
通常のポスターや看板と異なり、スライドショーで複数の告知内容や訴求したいことを配信できること、鮮明な画像を表示できることなどがあげられます。もちろん既存のポスターをデータ化し、複数のポスターをスライド表示させることも可能です。さらに自身で制作したコンテンツを表示させることもできます。
静止画の制作にあたっては、レイアウトに配慮して目を引きやすくする、文字や情報をあまり詰め込まず目に入りやすくする、など視認性の高さを意識したコンテンツ制作が重要です。
動画
動画は、デジタルサイネージのメリットを存分に活かせる大きな武器でもあります。
動画のコンテンツは、静止画の画像だけでは伝わらない・伝えきれない情報に動きをつけて、視覚だけでイメージを喚起させることが可能です。文字を後から表示させるように加工したり、インパクトのある映像を流したりすることで、より視認性の高い告知・訴求が可能になります。
さらに、動画と同時に音声を流すことでよりリアルな表現を演出できます。